楽器演奏と操体法
ヴァイオリニスト、大久保貴寛さんとの出会い。
その場の状況、空気に応じて様々な美しい音を紡ぎ出す彼の演奏にとても感動しました!
彼はプロの音楽家なのでヴァイオリンを弾くのが仕事です。(教えたりもしてます。)
仕事が休みの時も朝から自分の稽古で一日中弾いてるそうです。
半日一緒に過ごしいろんなところへ案内しましたが、どこに行ってもすぐにヴァイオリンをケースから取り出して弾き始める。弾いてる様子を見てると本当に気持ち良さそうにずっと弾いてる。
要は「仕事だから」とかではなくて、本人が本当に好きで気持ちが良いことをずっとやり続けている、ってことです。
「稽古」と言っても努力して頑張って、ではなくて一日中没頭して好きなことをやり続けてる。(もちろん努力、の部分もあるのだと思うけど)
好きなことをやり続けて結果、たくさんの人に感動を与えている。
素晴らしいなーと思いました!
自分もそうありたい!
彼はヨガを実践していて、演奏と体の使い方についても理解が深く、興味深い話が聞けました。
演奏は当然、手を使って弾くけれど、まず立ち方が大事だと。
足でしっかり大地に立っていないと、手が自由にならない。
ある著名なヴァイオリン演奏者が出してるテキストブックの最初の方のページは、まずヨガを実践しなさい、と書いてるそうです。
ヨガの呼吸法の練習の結果身についたリラックスした集中状態、
「ゾーン」「フロー」の感覚は、彼のヴァイオリン演奏の微細な表現を可能にしているのでしょう!
私個人はタイコ、ドラムが好きで長年続けてます。
始めたばかりの頃、アフリカ人の先生に習っても当然思うように手が動かず全くうまくできなくて、ひたすら頑張ってやり続けました。
そのうち操体法的体の使い方、呼吸を練習、演奏に取り入れてみようと思いアプローチを変えました。
まず、腰、腹に重心を持ってくる。重心を下げる。
中心軸を定める。
重心と中心を一致させる。
上半身、肩の力を抜いて。
ゆっくりとした長い呼吸。
グラウンディング、センタリングってことです。
「リラックスした集中状態」を作って、「今ここ」に在る。
ここから、ゆっくり、軽い力で、正確に、同じことを繰り返す。
こんなふうに練習法を変えていったら、徐々に上達していきました。
演奏は「今ここ」にあり続けること。
あるベテランドラマーは演奏中、
「演奏している自分、を見てるもう一人の自分、を見てるもう一人の自分」
がいる感覚がある、と言っていました。
観照者、と言います。
エゴにとらわれていない本当の自分。
そうした時はじめてインスピレーションが降りてくる
本当のアートが生まれてくる。
そんなわけで、操体法は歌や踊り楽器演奏、舞踊、武術、スポーツなどをやってる人にオススメですよー。
○操体法パーソナル 個人セッションです
○[操体法セルフケア]
9月もやります!
曜日を変更して金曜日になりました。
9/13(金)
9/20(金)
9/27(金)
○肩凝り、首の痛み、腰痛などの不快感がある方
○体の歪みが気になる
○自分自身で健康的なライフスタイルを創造したい
○音楽、ダンス、ヨガ、スポーツ、武術などの身体表現が好きな方
○心と体の調和、バランスをとりたい方内容
○呼吸法
○不快感、歪みを解消する体の動き
○効率的、自然な体の使い方
などをやります。
場所の詳細はご予約時にお伝えします。