気持ちの良い方へ

いつくしみや 屋久島 みちのブログ 操体法とドラムと旅

気持ち良さ、心地よさ

操体法には、どこか痛いとか苦しいとか症状を抱えている本人が、特にその部位(それ以外の部位でも)を、気持ち良く感じるように動かすと、痛み苦しみが軽くなりまたは解消され原因であった歪みも元に戻る、というシンプルで奥深い原理がある。

命は気持ちが良い、心地が良い事が大好き。

快の法則。

現代の私たちの日常では洗脳されていたり、頭で考えた事に囚われていて野生の勘みたいなものが麻痺してることもあり、素直に「気持ち良さ」に従えなかったり、社会からは頑張って努力することを強いられたりするので、命が縮む感じがする。

犬や猫、動物たちは自然に近いので、自分の命が求めるままに、寝てて起きると、「ん〜〜〜〜っ」と伸びやあくびをして体の調整を自分自身で極々当たり前にやってる。

人間ももっと見習ったほうがいい。


「心地よさ」にもレベルがあって、また奥深い。

体が伸びたり縮んだりして気持ちが良い「肉体レベル」の心地よさ。
割と強い力で体を動かすと感じ易い。

心が静まって、極軽い力(筋力をほとんど使わない)で体を動かした時、内側に感じる微細な「心地よさの兆し」のようなもの。

「エネルギーレベル」の心地よさ。

何にかに感動した時に背筋に鳥肌が立つような。

「兆し」を感じて追いかけていくとどんどん増幅して体が自然に動き出したりする。

「ラティハン」。

体の中で波紋が広がり、滞っていたエネルギーが流れ出し優雅な舞のような、美しい動きとして昇華する。

法則性があったりなかったり。

動いている本人は多分あまりの心地よさに時間も忘れている。

自分の命との対話。

実はとてもとても貴重で大事な時間だと思う。